映画「県庁の星」を観た。


薄い。なんて薄っぺらいストーリなんだろう。
しかも、既視感のただよう、お約束的な展開。
そして見せ場も少なく、つまらない。残念。


もう少し、寛大で、初々しい、素直な心で観れば、感動できたかもですが。
(イヤ、きっと無理)


えーっと、ストーリはっていうと、
主人公(織田裕二)は、県庁の超エリート公務員。
官民癒着のビックプロジェクトで大出世を目指す。
ところが、民間との交流プロジェクトで、スーパーマーケット「満天堂」
へ突然派遣され、ヒロインであるパート店員(柴咲コウ)の下で働くことになる。
スーパーでの店員たちとの衝突。弁当の売れ行き競争。
いろんな出来事を通じて改心し、県庁に戻る。
県庁に戻ってからは、福祉の仕事に就き、そして、ビッグプロジェクトの
やり直しを議会で提案する。ヒロインとはラブラブ。


なんて、ありきたりで、都合の良いストーリなんだろう。
弁当の売れ行き競争だって、「女性は形の無いものにお金をかける」
なんてことで(ホントカ?)、「祝い膳」かなんかの張り紙をしたらバカ売れ。
現実味が薄いんだよね。特にスーパーみたいな身近な存在だと。


県庁の人が来て、半年働いたら、売り上げが130%になりましたって
現実、ありえねーって思ってしまう。そんなに民間甘くないよ。


また、音楽も良くないね。なんか極めて耳障りな感じだった。


ところで、主人公以外の役者のみなさん、店長役の井川比佐志、
副店長の益岡徹などなど、皆さん、キャラが結構生きていて
良い感じです。石坂浩二の悪役も珍しい感じで、びっくりです。


とりあえず、まぁ、残念ということで、.....ハァ



県庁の星

県庁の星