映画「亡国のイージス」を観た。


戦国自衛隊の後遺症が残ってて、
またクソ映画か?と思っていたら、そこそこ楽しめました。


まず、キャストすごいよ。すごすぎ。
真田広之、寺尾 聰、佐藤浩市原田芳雄中井貴一 などなど
それぞれ個性があって、当たり前だけど、みな良い味が出ていた。
他にも、吉田栄作岸部一徳とか出てて、豪華すぎじゃないかな?


一方、如月役の人はどーだろ。
新人だと思うけど、他の先輩方と比べると演技に問題ありまくりじゃないだろうか?
(比べる方がおかしい?)


ストーリーについて言えば、とりあえず、沈黙の戦艦の焼き直しかな?
亡国? 憂国? なんか、そういうテーマがあったのかもしれないけど、
あんまり伝わってこないんだよね。


沈黙の戦艦のSteven Seagalの代わりが、真田広之
でも、コックでもないし、ふしぎ拳法も使わない。
確か「拳銃を打つ前に考えろ!」とか、ぬるいこと言ってた役柄なので、
主人公に対する爽快感はまーったく無し。


でも、エンディングに近いところで、真田広之中井貴一
血みどろの戦いをやるんだけど、このシーンは良かった。
よく撮れていて、死にものぐるいの感じがビシビシ伝わってきた。


最後は、ご都合主義の、予定調和で、既視感のあるエンディング。
まあ、ハッピーエンドが好きなので、個人的にはいーけど。


あと、映画の中で、消化不足なシーンが多いように感じた。
女戦闘員のシーンや、副艦長の奥さんのシーン、などなど。
原作読めばわかるんだろうけど、もう少し、内容を絞り込めなかったのかな?


結論:戦国自衛隊より100倍良かった。でも、ふつーの映画。



亡国のイージス 上 (講談社文庫)

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