映画「オリバー・ツイスト」を観た。

Oliver Twist


なんか鬱。 一応ハッピーエンドだけど、何かひっかかる。


主人公オリバー・ツイスト(Barney Clark)は、孤児。
救貧院の過酷な生活に耐えられなくなり、飛び出す。
行き倒れ状態のオリバーを助けてくれたのは盗賊集団。
その頭はフェイギン(Sir Benn Kingsley)。

オリバーは盗みを学ぶ途中で、警察に捕まりそうになるが、
そこで出会ったブラウンロー氏(Edward Hardwicke)に気に入られる。
(なぜ? 動機が弱いよね)

盗賊集団は、オリバーが警察に自分たちのことを話すのではないか
と心配し、主人公を捕まえ、監禁したり、盗みを強要したりする。
オリバーを見かねた盗賊のナンシー(Leanne Rowe)の寝返りにより
盗賊団は警察に追われることになる.....


結局、オリバーは、これといった努力や活躍はしてないんですよ。
「顔が良かったので、いろいろあったけど、良い生活ができる
ようになりました」って感じの話にもとれる。

一方、救貧院で耐えてがんばっている子供や、
生きるために盗みをしている子供たちのほうが共感できるような気がする。


とにかく、何かひっかかる映画でした。

ちなみに、フェイギン役の人は、なかなかの好演。
そして、ロンドンの暗い町並み、殺伐とした雰囲気、薄汚い大人たち...
汚い部分の描写は、うまく映像化されているように思います。
(ふつう見たくないけどね)


Oliver Twist (Penguin Classics)

Oliver Twist (Penguin Classics)