映画「日本沈没」を観た。
原作が読んでみたい。見終わったあとにそう思った。
ご都合主義に満ちた映画だけど、原作を知らないせいか、
妙に新鮮で、ストーリというか状況設定は面白かった。
CGもなかなか凄い。ハリウッドレベルでは無いかもしれないけど
日本各地が壊滅していく状況が良く描かれている。
柴咲コウと草磲剛といったら「黄泉がえり」って感じで、
とても安易なキャスティングだと思う。他に考えられないのか!
しかし、草磲は演技うまいのか?あれで。
むしろ、及川光博のほうが、うまく演じていたように思うよ。
ストーリー:
東京ハイパーレスキューの阿部礼子(柴咲コウ)は、地震で危ないところの
小野寺俊夫(草磲剛)と倉木美咲(福田麻由子)を助ける。
日本では地震や噴火などの異常状態がつづき、礼子の家族は美咲をつれて避難する。
小野寺は礼子と美咲の3人で海外へ逃げようと提案するが、
礼子はレスキューにかける思いが強く、それを断る。
一方、田所博士(豊川悦治)は、海底プレートの急速な沈降で、日本は1年後に完全に
沈没してしまうことを見つける。日本人を一人でも多く救いたいという危機管理大臣
(大地真央)の依頼により、沈没を回避させる方法として、海底プレートに穴をあけ、
潜水艇で爆弾をセットして爆発させ、プレートを断ち切ることを提案する。
潜水艇のパイロットである小野寺は、海外へ逃げ出すのをやめ、爆弾のセット
を志願する.....
ストーリーはどうなんだろう。
日本の各地がダメージを受けている映像、日本政府と田所博士の動き、
主人公2人(柴咲、草磲)のラブストーリ、結構、話が独立してると思えば、
関係があったりで、なんか、ポイントが絞り切れていない印象。
ラストは、ご都合主義だし。なんか、イマイチの点も多い。
しかし、パニックの状態や、火山灰が降り注いでいる町、
荒廃した都市とか、うまく描かれていて、これは、これでなかなか楽しめる。
全体としては、良作になり損ねた、惜しい映画のひとつかもしれない。
- 作者: 小松左京
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 266回
- この商品を含むブログ (132件) を見る