映画「どろろ」を観た。
3流エンターテイメント。レベルの低いお気軽作品。
基本的に、娯楽作品が好きだから、こういう趣向の映画はいい。
特に、柴咲コウのはじけた演技が良かったね。
でも、悪い点を指摘しようと思えば、いくらでもある。
変な着ぐるみ。ヘタなCG。映像関係は全くダメ。
特に、子供の妖怪! どうみても着ぐるみだが、それに
ノイズやモザイクいれたり、何あれ?
他の妖怪も同様、まったくリアリティが無い。お笑いかと思った。
後、醍醐の城もお笑いだ。とにかくチープ感が全体に漂ってる。
殺陣というか、アクションも今ひとつかな。
ストーリー:
醍醐景光(中井貴一)は他国を滅ぼし、自分の力を増やすために
自分の子を妖怪に差し出す。子供は体の48箇所を奪われ、川に
捨てられる。その後、奇妙な医師に拾われ、戦場での死体を材料と
して仮の体を得る。(腕には、仕込み刀がある。)
親代わりの医師が死んだあと、成長した子供は、百鬼丸(妻夫木聡)
と名乗り、妖怪から自分の体を取り戻す旅に出る。
妖怪を倒すと、奪われた体の一部が戻る。
旅の途中でスリのどろろ(柴咲コウ)と出会い、二人で旅を続ける。
「どろろ」って、もっと暗いイメージとか殺伐とした世界観とか、
あったと思うけど、なんか、この映画だと、どこかで明るいんだよね。
(暗くしようとしている努力は感じられなくも無いが)
妻夫木が百鬼丸役というのも、どうだろうか?
どちらかというと、ミスキャストのような気がする。
ニュージーランドのロケも必要だったんだろうか?
とにかく、クソ映画とは言いたくないが、それに近い。
原作は好きだったけど、この映画はダメダメ。
(柴咲ファンは、絶対に見るべき。必見!)
どろろ (2) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1994/04/01
- メディア: 文庫
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