映画「蒼き狼 地果て海尽きるまで」を観た。


観るつもり無かったんだけど、なぜか観てしまった。
思ったとおりのつまんない映画。全く感動しなかった。


まず、モンゴルの歴史について知識も無いし、興味も無い。
こんな状態で観ても、面白いわけが無い。
たぶん、そういうことに興味がある人には、面白いのかもしれない。


さらに、モンゴルの歴史映画を、なぜ日本人が演じるのか?
という根本的疑問が、どうにも解消されない。
織田信長徳川家康をモンゴル人が演じたら、違和感があるに違いないと思うんだ。



ストーリー:
モンゴル族の族長イェスゲイ(保坂尚希)は、メルキト族の人妻(若村麻由美
をさらい、自分の嫁にする。その子供がテムジンことチンギス・ハーン反町隆史)。
テムジンは、前のメルキト族の夫の子供かイェスゲイの子供かわからず、苦悩する。
その後、イェスゲイはタタール族に毒殺され、テムジンは族長として成長する。
テムジンは、幼いころに婚約していたボルテ(菊川怜)を嫁にするため迎えいくが、
ボルテはジャムカ(平山祐介)と結婚予定だったが、ボルテの希望により
テムジンの嫁となる。
しかし、テムジンはメルキト族にさらわれ、テムジンが取り戻したときには、
別の男の子供を身ごもっていた。
テムジンは勢いを増し、他の部族を制覇していく。



見所は、戦でのモブシーンかな。CGかも知れないけど。
でも、むしろ、モンゴルの広大な草原や雄大な山々のほうが、映像的には
よかった。


また、女性が戦利品扱いされているのを否定してるのかと思えば、
単なる女ではなく兵士として捕らえたクランは、テムジンに「女をアゲル」
なんか言って、テムジンは頂いちゃってるし。
なんかわかりにくいよね。


さらに言うと、ジャムカとトオリルの大軍に惨敗して、マジ死にそうな感じで
敗走していたのに、3分後には、ジャムカとトオリルに勝つんだから、
このあたりも、よくわからない。


「蒼い狼」って連呼されても、何かピンとこない.
とりあえず、この映画には感動できなかった。